着眼大局、着手小局
令和3年度の新年度が始まりました。新型コロナウイルスの感染拡大を受けた昨年度、県民の皆さまの健康不安、厳しい県内の経済情勢などが広がりました。県としては現在、ワクチン接種を速やかに行うべく、市町村と連携して体制を整えています。また中小企業を引き続き制度融資で支援することなどを本年度の予算案に盛り込み、県議会で可決いたしました。
新型コロナウイルスの出現で既存の価値観が大きく変わりました。人口の集中する都心部から、地方への移住ニーズが高まっています。またテレワークに代表されるよう働き方も変わりつつあります。これら仕事と生活のライフワークバランスを図りつつ、多くの方々が地域へ関わりを持っていただき、新たな経済活動につながっていくような取り組みを県とともに県議会で取り組んでいきたいと考えています。
地元の大和郡山市の特産のイチジクを加工したワインの取り組みが実を結び始め、昨年は大変好評をいただいたと聞いています。地域のヒト・モノ・コトに光が当たるような取り組みが、コロナ禍の逆境の中、ますますの広がりに期待しているところです。
県政においてこの大和郡山市は、中央卸売市場、近鉄郡山駅の再整備など、交通の要所としてインフラ整備が進められていきます。このようなハード整備に合わせ、奈良県全体が、また大和郡山市のまちづくりが加速していくよう、着眼大局、着手小局で取り組んでまいります。
令和3年4月
県議会議員 中野雅史
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